「ざっくりいくらで改装できる?」の後に来る
見てから言う。言ってから描く。
現地を見ていない概算は、後で全部変わる。段組では、一段目を現地確認と「できることを三つ」まで。ラフ案・実施設計・立会いを別の段にし、払われていないラフの権利は設計者に残る。
よくあること
| 起きること | なぜ |
|---|---|
| 現地を見ずに概算を求められ、後で全部変わる | 一段目を現地確認にしていない |
| ラフ案だけ使われて、別の業者に発注された | 払われていない案の権利を決めていない |
| 設計と施工の責任の境目が曖昧 | 施工を含むかを段に書いていない |
| 営業中の工事で店と揉めた | 工程と立会いを段にしていない |
| 法規の確認をしたかどうかで後から責められた | 確認の有無を一段目に書いていない |
段組ならこうなる
| 段組では | あなたに起きること |
|---|---|
| 一段目は現地確認と「できることを三つ」 | 見てから言える |
| 払われていないラフの権利は設計者に残る | 返却時は撤回確認書が残る(規約第9条) |
| ラフ・実施設計・立会いを別の段に | 施工を含むかどうかが文字になる |
| 法規確認の有無を一段目の成果物に | 責任の範囲がはっきりする |
| 支払後の設計の再利用の可否を段に書く | 二号店で使われても揉めない(規約第15条の5) |
段の組み方の例(築20年のカフェの改装)
- 現地を見て、できることを三つ|所見メモと写真|無償
- ラフ案(2案)と概算|パース2枚と概算|固定 80,000円
- 実施設計と施工者への説明|図面一式と現場説明1回|固定 150,000円
- 工事中の立会い(3回)|現場立会いと記録|固定 60,000円
自分の仕事で試すなら段に分ける計算機。
棚に置く段組の例
「商圏で一社だけ、営業しながら一週間で終える小さな改装パッケージ」を独占で。
守ること
用途・消防・バリアフリーなどの法規の確認は、する・しないを一段目に書く。施工を含まない設計では、施工者への説明の回数を段に書く。
よくある質問
Q. 建材や什器の手配も頼まれたら
段の成果物に「手配を含む」と書く。手配の手数料は段の価格に含めるか別段にする。
Q. 図面の権利は
対価を払った段の図面は店に移るが、再利用(別店舗への流用)の可否は段で定める。
Q. 施工業者として登録できるか
できる。施工を段の成果物にして、立会いや検査を別の段に。
まず、一つ段にしてみる
いま受けている仕事を一つ、段に分けて棚に置くところから始められます。専門家の登録は無料です。
