「ちょっとコメントをもらえますか」の後に来る
出る前に、出る範囲を決める。
取材への出演、コメント、写真や映像の提供、監修。頼まれるのは一瞬で、使われるのは長い。どの媒体に、いつまで、どこまで、クレジットは、放送前に見られるか。段組は、それを一段目で決めてから受ける場所です。
よくあること
| 起きること | なぜ |
|---|---|
| 一度のコメントが、別の記事でも使われていた | 媒体と期間を決めていない |
| 提供した写真が、知らない広告に出ていた | 二次利用の範囲を決めていない |
| 発言が編集されて、意図と違う形で載った | 事前確認の有無を決めていない |
| クレジットが入らなかった | 表記を段に書いていない |
| 無償のつもりが、何度も頼まれる | 回数と対価を決めていない |
段組ならこうなる
| 段組では | あなたに起きること |
|---|---|
| 一段目で「答えられる論点・答えない論点」を伝える | 受けるかどうかを、中身を見てから決められる |
| 媒体・期間・地域・二次利用・クレジットを段の成果物に書く | 範囲の外の利用は、別の段か別途の合意(規約第15条の4) |
| 素材の権利はあなたに残り、利用を許諾する形 | 知らない広告に出ない |
| 放送・掲載前の確認の有無を段に書く | 意図と違う編集に、訂正を求められる |
| 無償でも段として記録する | 何度も頼まれるときに、次の段として線が引ける |
段の組み方の例(取材・出演)
- 企画を読み、答えられる論点と答えない論点を伝える|所見メモ|無償
- 取材対応1回|60分の取材とコメント(掲載前の確認1回)|固定 40,000円
- 連載・番組の監修(3回)|3回分の監修と訂正指摘|固定 90,000円
自分の仕事で試すなら段に分ける計算機。
棚に置く段組の例
「写真・映像素材の提供:媒体ごとに範囲を決めて渡す段組」のように、素材の提供を媒体・期間で段にする。追加媒体や期間延長は別の段。
守ること
第三者の権利を侵害しない素材だけを提供する。人物が写る素材は同意を得る。提供した情報が事実と異なって載ったときは、訂正を求められる。
よくある質問
Q. 無償の取材協力にも使えるか
使える。無償でも範囲と権利は段に書く。持ち込みで相手(メディアや企業)を招く形。
Q. 相手がメディア(編集部)の場合、企業会員として登録できるか
できる。法人か個人事業主であれば企業会員として登録し、持ち込みか棚で依頼する。
Q. 肖像権の扱いは
出演者の肖像の利用範囲(媒体・期間)を段の成果物に書く。範囲外の利用は別の合意になる。
まず、一つ段にしてみる
次に取材やコメントを頼まれたら、受ける前に段組で範囲を決めるところから始められます。専門家の登録は無料です。
