段組は、補助金の「計画を作ってから導入する」という流れと同じ形で仕事を進めます。一段目で計画(構想書)、二段目以降で導入。段ごとに契約・納品・検収の記録が残るので、実績報告に必要な書類が揃います。運営は申請の代行や採択の保証はしません(制度上できません)。使えるかどうかは各制度の要領で確認してください。

段組の段と、補助金の流れの対応

補助金の流れ段組での位置段組が用意するもの
計画の策定一段目(無償、または構想書)構想書(仕組み・必要なもの・段の構成・費用・効果の試算)
交付申請段の構成と価格段ごとの成果物と価格(見積相当)、契約書のひな形
交付決定二段目以降の発注「交付決定待ち」の状態。交付決定を受けてから発注し、その日が契約日になります
導入・実施二段目以降の段成果物の提出記録(納品)、承認記録(検収・日付・評価)
実績報告段ごとの書類パック契約・納品・検収・請求の記録を一枚に出力(印刷/PDF)

使える可能性がある制度

制度は年度ごとに変わります。以下は2026年9月時点の概要です。

東京都 DX推進トータルサポート事業(DX推進助成金)

都内の中小企業向け。アドバイザーによる計画策定の支援と、システム・機器の導入経費の助成を一体で受けられる制度です。段組の一段目(計画)→二段目以降(導入)とそのまま重なります。募集は年数回。

国 デジタル化・AI導入補助金(旧IT導入補助金)

全国の中小企業向け。事務局に登録されたITツールの導入費(ソフト購入費・クラウド利用料・導入関連費)が対象で、申請はIT導入支援事業者(登録ベンダー)と共同で行います。段組では、専門家一覧の「IT導入支援事業者」の印がある専門家が、この制度に対応できます。交付決定前の契約・発注・支払は対象外なので、二段目以降は「交付決定待ち」を使ってください。

国 複数者連携デジタル化・AI導入枠

同業や商店街など10者以上のグループで共通のITツールやAIを導入する枠。専門家が置く「独占」の段組を、業界のグループで使う形に広げるときの選択肢です。

企業の方へ:段組で補助金を使う手順

  • 案件登録で「補助金との対応」から使う予定の制度を選ぶ(後から変えられます)
  • 一段目で構想書を受け取り、その内容で交付申請の計画を作る(申請は御社または御社の支援機関が行います)
  • 交付決定が出るまで、二段目以降は「交付決定待ちにする」を押しておく
  • 交付決定を受けたら「発注する」。その日が契約日になります
  • 段が終わって成果を承認したら、「書類パック」を出力して実績報告に添付

専門家の方へ

  • 国の制度に対応するなら、IT導入支援事業者の登録を検討し、プロフィールに登録番号を記入する(専門家一覧に印が付きます)
  • 段の名前と成果物は「導入」「設定」「定着支援」など、経費区分に対応する言葉にする
  • 事業期間内に完了できる段数にし、月次の伴走は別の段に分ける
  • 詳しくは専門家の入力ガイド

制度の内容は変わります。最新の要領は各制度の公式サイトで確認してください。段組は、当事者間の契約・支払の当事者ではなく、記録が補助金の要件を満たすことを保証するものではありません。