AIで動画を作る方へ:速く作れるものほど、先に決めておきたいこと
AIで動画を作る方が増えていると聞いて、私も試しに、自社の製品紹介を頼んでみたことがあります。写真と文を渡したら、三日で30秒の動画が届きました。驚きました。
それで、つい言ってしまったのです。「もう少しテンポを速く」「色味を変えて」「最後に社名を」。相手は毎回応じてくれました。四回目あたりで、自分が何をしているかに気づきました。速く作れるということは、「ちょっと直して」も速く来る、ということです。相手にとって、それは一本の仕事が四本になることでした。
もう一つ、あとで困ったことがあります。その動画を別の資料にも使いたくなったとき、「これは使っていいのか」が分からなかった。生成AIで作ったものの権利がどこにあるのか、使ったサービスの規約がどうなっているのか、私は何も聞いていませんでした。
段組でAI動画の段を組むときは、一段目を15秒の試作にして、本編の段に尺・本数・修正回数を書いてもらうようにしました。「ちょっと直して」は次の段になります。そして、使う生成AIが商用利用できること、実在の人や他の作品に似せないこと、納品物の権利をどう扱うかを、一段目の成果物に含めてもらいます。
私のような発注者は、悪気なく修正を重ねます。段に書いてあれば、止まれます。AI動画を作る方にとって、段組は「速さを値崩れにしない」ための道具だと思っています。
段の組み方の例は「AI動画作成者の方へ」にまとめました。


